月次決算で数字をつかめ!
「月次決算で数字をつかめ!」
2022年08月04日公開分 森田語録 月次決算で数字をつかめ!
【闘う商売人税理士森田茂伸のもりもりわかる税の話(NBCラジオ)】2022年06月08日公開分
月次決算で経営の現状を正確につかむ
通常「決算」とは、1年間の経営活動を振り返り、どれだけ利益が出たのか、また資産や負債がどのように動いたのかをまとめるものです。
しかし、年に1回の決算だけでは、その年の結果しかわかりません。
「今、儲かっているのか」「お金は回っているのか」といった現状を把握するのは難しいのです。
そこで重要なのが月次決算です。
1年を待たずに、毎月を1つの会計期間と考え、毎月決算を行うことで、現状をリアルタイムに把握できます。
たとえば、今月の売上が前月と比べてどうだったのか、利益は出ているのかを確認できます。
もし売上は伸びているのに利益が減っている場合、消耗品費などの増加など、原因を特定して対策を立てることができます。
月次決算を活かして儲かる会社へ
月次決算を続けることで、毎月の業績を正確に分析でき、次の月の経営に活かせます。
1年間分を積み重ねれば、年1回の決算と同じ結果が出ますが、月ごとに「原因と対策」を繰り返すことで、利益を確実に残せる会社に成長していくのです。
大手企業では、日次決算を行っているところもあります。
それほど「数字をタイムリーに把握する」ことは重要です。
月次決算を通じて、経営者だけでなく従業員も会社の現状を共有し、同じ目標に向かって進むことができます。
社長自身が数字を把握し、原因を追求し、改善策を講じることが「お金を残す経営」の第一歩です。
私たちは、毎月の訪問時に「なぜこうなったのか」「原因は何か」「次にどう活かすか」を丁寧にアドバイスしています。